久しぶりの看護師復帰――。

そんな不安を感じていませんか?
多くのブランク看護師が同じ悩みを抱えています。
でも大丈夫。勉強のコツを押さえれば、短期間で自信を取り戻すことができます。
- ブランクあり看護師が感じやすい不安
- おすすめの勉強方法
- 続けるコツとモチベーションの保ち方
私も結婚出産を経て6年のブランクから復職しました。
復職が決まってから復帰するまで、不安ばかりでした。しかも、家事や育児に追われて 時間がない。
そんな私でも、すきま時間を生かして勉強を続けて、いまは現場の一員として働くことができています。
復帰に向けて一緒にがんばりましょう!

目次
ブランク看護師が復職で感じやすい不安

看護師として再び現場に戻るとき、まず感じるのが「自分にできるだろうか」という不安ではないでしょうか。
長いブランクがあると、医療現場の変化についていけるか、周りのスタッフに迷惑をかけないかと心配になるのは自然なことです。
- 医療処置や看護技術が落ちていないか
- 急変対応や判断力に自信が持てない
- 配属先の分野に馴染めるかどうか
- 家庭との両立ができるか
- 職場の雰囲気や人間関係
これらの悩みは、あなただけではなく多くのブランク看護師が感じていることです。
次の項目では、これら5つの不安について、具体的な内容とその背景をわかりやすく解説していきます。
自分の気持ちに近い部分があれば、ぜひ「どう乗り越えるか」のヒントとして読んでみてください。
医療処置技術や看護技術が落ちている不安
ブランクがあると、「医療処置技術や看護技術が落ちているのでは」という不安は大きいですよね。
現場を離れている期間が長いほど、注射・点滴・採血などの手技を使う機会が減るため、感覚が鈍るのは当然のことです。侵襲的な処置は患者さんへ負担をかけるため、余計に不安になりやすいです。
以前はスムーズにできていた採血の流れが、「あれ?手順を忘れてるかも」と感じてしまう場面。また、「上手に穿刺できるかな、失敗しないかな」と不安が先行することもあります。
そんなときは、自分が不安に思っている医療処置や看護技術をリストアップすることが有効です。
- 再就職先で頻繁に行うであろう手技をリストアップ
- その中で自信がない手技について、テキスト・動画などで学び直す
自分のブランク期間中に弱くなっている可能性がある技術を整理し、計画を立てて学び直すことが、復職前の安心につながります。
患者の急変対応に対する怖さ
ブランクがあると、「患者の急変対応」に対する不安も必ずあるのではないでしょうか。
現役のときから、急変対応は苦手だったという方もいるかもしれません。現場を離れると、「何をどうすればいいか分からないかも」という思いが生まれやすいためです。
例えば「患者さんが何だか苦しそう」「食べ物を喉につまらせた」「採血で気を失った」など、急変はどの現場でも起こる可能性があります。ブランクを経ていざその場になると、「どこをまず見ればいいか分からない」と感じることがあります。
そのため、急変対応の手順や観察ポイントをあらかじめ整理・練習しておくことが安心につながります。
- 急変時の基本観察項目、急変時対応を一覧化(例:意識・呼吸・血圧・脈拍・皮膚色)
- 動画教材を活用して「もしこうなったらどうするか」をシミュレーション
- 職場見学時に「実際にこういう場面はありますか?」と質問して雰囲気を把握
これらを準備することで、「いざとなったらどうしよう」という怖さを少しずつ和らげられます。
慣れない分野の配属になる心配
ブランク看護師には、「慣れない分野の配属になるかもしれない」という心配もあります。
復職先が、自分が以前働いていた分野と異なる可能性は大いにあるため、専門的な知識・手技が異なったり、業務内容が変わっていたりするためです。
例えば、独身のときは病棟で働いていても、子どもができてからは日勤のみで働きたいという人もいるでしょう。
その場合、クリニックや健診センター、透析センター、介護施設など、今までとは全く違う分野で働くことも考えられます。「経験が少ない」と感じると、さらに不安が増すのは自然なことです。
だからこそ、配属先が慣れない分野であっても、学ぶ範囲を絞って準備するだけで安心感が大きく変わります。
- 応募先の分野に必要な基本知識や手技を確認して学習する
- 求人情報や面接で教育体制や研修内容を確認する
- 想定される処置や日常業務のシミュレーションを行う
新しい環境であっても、「知らないことを学べば対応できる」と自信を持てることが、復職成功への第一歩です。
家庭との両立ができるか不安
ブランクのある看護師が復職を考えるとき、「家庭と仕事を両立できるか」という不安は多いです。特に子育てがある場合、家庭生活に影響しないか心配になるのは自然なことです。
この不安の理由は、看護師の仕事がシフト勤務が多いことや精神的肉体的にハードワークであることにあります。家事や育児とのバランスを考えると「本当に復職できるかな」と迷ってしまうのです。
しかし、この心配も事前準備と工夫で和らげることができます。
家庭との両立を意識した復職準備のポイントは次の通りです。
- 勤務条件を確認する:日勤のみ・週3日など、自分に合ったシフトを選ぶ
- 家族と話し合う:家事の分担、子どもの送迎などをあらかじめ決める
- 短時間や慣らし勤務からスタート:復職初期はフルタイムより短時間勤務で感覚を取り戻す
大切なのは、「家庭の事情を考えながら自分に合った復職計画を立てること」です。
家庭と仕事のバランスを意識しながら、少しずつ学習と復職準備を進めることで、安心して現場に戻ることができます。
職場の雰囲気や人間関係の不安
ブランクがある看護師が復職する際、「職場の雰囲気や人間関係に馴染めるか」という不安を抱く方は少なくありません。
特に新しい職場に再就職する場合、どんな先輩や同僚がいるのか分からないため、最初は緊張してしまうのは当然のことです。
理由として、看護の仕事はチームで動くことが多く、スタッフ同士の連携やコミュニケーションが重要だからです。ブランク期間があると、現場の流れや雰囲気をすぐに把握できないかもしれません。その結果、「迷惑をかけるのでは」「質問しづらい雰囲気だったらどうしよう」と心配することがあります。
しかし、こうした不安も事前の情報収集や準備で軽くできます。
- 職場見学や面接で雰囲気を確認する:スタッフ同士のやり取り、チームの雰囲気を観察
- 教育・研修制度を確認する:ブランク明けでも安心して学べる体制があるかをチェック
- 先輩看護師の体験談を調べる:同じ立場で復職した方の声を参考にする
不安は“知らないこと”から生まれます。
事前に情報を集め、学習や準備を進めることで、職場の人間関係や雰囲気への心配を大きく減らせます。
看護師はブランクがあっても大丈夫な理由

看護師としてのブランクに不安を感じる方は多いですが、安心してください。ブランクがあっても復職は十分可能です。
その理由は、看護師の復職支援制度や研修が整っていること、求人が多くブランク歓迎の職場も増えていること、そして知識や技術は取り戻せることにあります。
特にブランク明けは、「不安だから踏み出せない」という気持ちが先行しがちです。しかし、現実には多くの看護師がブランクがあっても無理なく復職しています。
この章では、ブランクがあっても安心して復職できる3つの理由を具体的に解説します。
復職支援制度や研修が充実している
ブランク看護師の復職で最も心強いのは、就職先での復職支援制度や研修が充実していることです。
なぜなら、現場復帰をスムーズにするために、基礎知識や手技を学び直せる研修プログラムが整えられているためです。
たとえば、以下のような制度があります。
- 復職者向けオリエンテーション:病院・施設のルールや手順を丁寧に説明
- 実技研修:採血、点滴、バイタル測定などを復習
- メンター制度:先輩がついて現場でサポート
このように、制度や研修を活用することで、ブランク期間があっても不安なく復職準備が可能です。
求人数が多く、ブランク歓迎の職場も増加
看護師は資格職であり、求人自体が非常に多く、ブランク歓迎の職場も増えている点も安心材料です。
理由は、日本の医療現場で看護師不足が続いており、経験のある人材を幅広く求めているからです。
たとえば、最近の求人では以下の条件が増えています。
- ブランク5年以上でも応募可
- 復職支援研修あり
- 日勤のみ・週3日勤務可能
具体例として、「子育て中のブランク看護師でも、日勤のみで勤務できる病院に再就職できた」というケースも多く見られます。
つまり、自分の状況に合った職場を選ぶことで、ブランクがあっても安心して働き始められるのです。
正しい勉強方法で知識はすぐ取り戻せる
ブランクがあっても、正しい勉強方法を使えば知識や技術は短期間で取り戻せます。
理由は、看護知識を体系的に整理すれば、感覚や経験と結びついて思い出しやすくなるためです。
具体的な勉強方法は、次の「ブランクがある看護師におすすめの勉強方法」でお伝えします。
重要なのは、焦らず少しずつでも学習を積み重ねること。知識を取り戻すことで現場感覚も少しずつ蘇り、ブランクがあっても安心して復職できます。
ブランクがある看護師におすすめの勉強方法

ブランクがある看護師にとって、復職に向けて何から勉強すればよいか、は大きな悩みです。
しかし、正しい勉強方法を知って取り組めば、短期間でも自信を取り戻すことが可能です。
重要なのは、基礎知識の復習、現場感覚の取り戻し、最新情報の把握をバランスよく行うことです。
この章では、ブランク看護師が無理なく学べる具体的な方法を7つ紹介します。
最新の看護知識を本や動画で学ぶ
ブランクがあると、最新の看護知識や手順が分からなくなることがあります。以前の知識や手技が、現在は変更されている可能性もあります。
本は、看護学校で使っていた教科書やノートを見返すよりも、最新の情報に更新されたものから復習することが大切です。最新の看護雑誌もおすすめです。
動画を併用しながら学ぶことで、目で見て確認できるので理解しやすく、実践的な学びができます。
ナースセンターを活用する
ナースセンターとは、看護師などの人材確保促進に関する法律に基づき、各都道府県に設置されている「看護師のキャリア支援」を行う機関です。
ブランクがある看護師向けの再就職支援だけでなく、スムーズに復職できるための研修なども行っています。現場に出る前に必要な情報をまとめて入手できるので、ぜひ活用してみましょう。
復職支援セミナー・研修会に参加する
ブランク看護師向けの復職支援セミナーや研修会は、現場で必要な知識や技術を短期間で学べる貴重な機会です。
経験豊富な指導者から直接学べるため、疑問点をその場で解消でき、実務に近い環境で練習できます。
例えば、愛知県では、
- 5日間の講義×実技×施設実習コース
- 技術コース(採血と点滴・フィジカルアセスメント・経管栄養)
- 講義コース(感染管理・医療安全・看護倫理・薬剤・身体拘束etc)
このように、再就職や復職を希望する看護師を対象に、実践的な内容の研修会が定期的に開催されています。しかも費用は無料で、託児もあります。
開催場所は各都道府県の看護協会が多いようです。場所は限られますが、参加するだけで自信を持って現場に戻れる実感が得られるので、ぜひ活用してみましょう。
オンラインセミナーで学ぶ
オンラインセミナーは、自宅でスキマ時間に学習できるので便利です。
子育て中、特に子どもが小さいうちは、まとまった時間を確保したり、オフラインの研修を受けることが難しい場合もありますよね。家庭の都合に左右されず、必要な知識や技術を順序立てて学べるので、忙しい方にはぴったりです。
ブランクあり看護師におすすめのオンライン講座はこちら。
自宅にいながら、経験豊富な講師から直接的に学べるのはありがたいですよね。
看護系YouTubeやショート動画で感覚を戻す
看護系YouTubeやショート動画は、不安な看護技術やフィジカルアセスメントをわかりやすい動画で学べるため、感覚を取り戻すのに適しています。
映像を見ながら視覚的に学ぶことで、手技や現場感覚を短期間で取り戻すことができます。
看護知識や技術が学べるおすすめのYouTubeはこちら。
看護知識や技術が学べるおすすめのInstagramはこちら。
ただし、看護以外の楽しそうな動画も出てくるので、誘惑に負けないようにしましょう。
医療ニュースアプリで日々アップデート
ブランク期間中に変化した医療情報やガイドラインは、医療ニュースアプリで日々アップデートするのが効果的です。
スマホで手軽に最新情報を確認でき、復職前に必要な知識を最新状態に保てるためです。
おすすめの医療ニュースアプリはこちら。
毎日数分のチェックでも、現場で安心して働くための準備になります。
看護師向けSNSやブログで情報交換する
看護師向けSNSやブログは、同じ立場の復職者と情報交換できる場として役立ちます。
ブランク看護師が実際に経験したことや学習方法、職場情報を共有できるためです。
再就職活動は不安が付き物ですよね。経験者の情報を活用すると、一人で悩まず、効率的に学習や復職準備を進められます。
勉強を続けるコツとモチベーションの保ち方

ブランクがある看護師の多くが、「時間がない」と感じています。
仕事や家事、育児の合間に学び続けることは簡単ではありません。
でも、続けるコツをつかめば、少しずつでも確実に前へ進めます。
大切なのは、「完璧にやろう」と思わず、「できることを積み重ねる」こと。
ここでは、モチベーションを保ちながら勉強を続けるための5つの工夫を紹介します。
先輩看護師や周りのスタッフに積極的に質問する
ブランク明けの勉強を続ける一番の近道は、わからないことをすぐに聞くことです。
誰かに教えてもらうことで理解が深まり、独学よりも早く知識が定着するからです。
例えば、注射器の扱い方や記録の書き方など、 「これで合っているのかな?」と迷う場面は多いはず。
そんなとき、先輩や同僚に聞いてみると、「このやり方だと安全だよ」「最近はこうしてるよ」と教えてもらえることがあります。
これまでの経験があるからこそ自分から質問するのは勇気がいりますが、「失敗しないための第一歩」でもあります。
学ぶ姿勢を見せることで、まわりの信頼も得やすくなります。
職場の教育制度を利用する 院内研修やセミナー
ブランクがあっても安心して働けるよう、多くの病院では教育制度や研修制度を整えています。
理由は、復職した看護師が安心して現場になじめるよう、最新の医療知識や看護技術を学べる機会を設けているからです。
例えば、
- 新しい医療機器の使い方を学ぶ研修
- 急変対応のシミュレーション講習
- 先輩看護師とのフォローアップ面談
こうした制度を積極的に利用すると、現場での不安がぐっと減るので、安心して仕事をすることができます。
1日10分から始める「小さな積み重ね」
ブランクがあると、「しっかり時間をとって勉強しないと」と思いがちですが、短時間でも続けることが大切です。
子育てをしていると、自分のための時間を確保することすら難しい場合もあります。
でも、1日10分だけでも1年間続ければ60時間。これってものすごい時間になりますよね。日々の勉強時間は少しでも、 気づけば大きな自信につながるのです。
私が行っているスキマ時間の勉強法は、
- 台所に勉強資料を貼って、目を通しながら調理をする
- 通勤中に、テキストやメモを読み直す
- 看護系SNSで、有益な情報を保存して、数分のスキマ時間に見直す
1日10分でも、「今日もできた」という達成感がモチベーションになります。
「やらなきゃ」ではなく、「できた」に目を向けることが継続のコツです。
同じ立場の仲間を見つけると続けやすい
勉強を続けるうえで大きな支えになるのが、同じ立場の仲間の存在です。
「自分だけじゃない」と感じられることで、不安が軽くなり、学ぶ意欲が自然と湧くからです。
身近に同じような境遇の人がいなくても大丈夫。いまは、SNSでも人とつながることができる時代です。あなたのつぶやきが、誰かの共感を得るかもしれません。
また、復職者向けのセミナーなどに参加することで、同じ立場の仲間に出会えます。
仲間と励まし合いながら学ぶことで、孤独にならずに継続できます。
家族と予定を調整する
勉強を続けるためには、家族の協力を得ることも大切です。
理由は、家事や育児と勉強を両立するには、無理のないスケジュールが必要だからです。
例えば、
- 休日の1時間を「自分の勉強タイム」として確保する
- パートナーに子どもの寝かしつけをお願いする
小さな調整でも、「自分の時間」をつくることができます。
家族が応援してくれると、学ぶ時間が“義務”ではなく“応援される時間”に変わります。
ブランクがあっても、「無理なく続ける仕組み」をつくれば、安心して勉強を続けられます。
まとめ|ブランクがあっても、再び看護師に戻れる

ブランクがあると「もう遅いのかな」と感じることもありますが、看護師としての経験や想いは決してなくなりません。
少しずつ勉強を重ねれば、きっとまた現場で輝けます。
大切なのは、「一気に完璧を目指すこと」ではなく、「できることを今日ひとつ積み重ねる」ことです。
その小さな一歩が、あなたの自信となり、あなた自身をを支えてくれます。
学び直しは「少しずつ」でOK
勉強を始めるときは、小さな一歩からで十分です。
1日10分でも続けることで、感覚は自然に戻ってきます。
「今日はここまでできた」と自分をほめることが、何よりの力になります。
焦らず、自分のペースで大丈夫です。
正しい勉強方法で自信を取り戻せる
ブランクがあっても、学び方と環境を整えれば必ず前に進めます。
復職支援制度や看護系SNSなど、あなたを支えてくれる仕組みはたくさんあります。
できることから少しずつ取り入れれば、「また看護師として働きたい」という気持ちが自然と自信に変わっていきます。
どんなにブランクが長くても、あなたの経験は無駄にはなりません。

